利神城

特派員3号 お城大好き政長さんからの投稿です。 🏯今回は平成16年に訪れた、兵庫県の利神(りかん)城址について若干、ご紹介したいと思います。何年か前に災害に遭った作用町にある山城です。標高370m余りの利神山に築城。麓には天然の堀となる作用川を控え、川の山側には居館跡など武家屋敷群、川の外側には城下町を形成。城下町平福は旧因幡街道の宿場町としても有名。剣豪宮本武蔵に所縁のあるところで、町のはずれには武蔵が13歳のときに初めて決闘をしたというところもあります。利神城は南北朝時代に赤松氏の一族である別所氏により築城されたと云われています。そして、池田氏により城郭の改修が行われたとあり、当初は三重の天守が建てられたそうですが、幕府の目を警戒し壊したとも・・・。この城も条件が揃えば雲海に浮かぶ城として、いわゆるインスタ映えする光景を現すのではないでしょうか。また、山頂(天守台)からの下界の眺めは絶景です。眼下にある平福の町並み、居館跡や武家屋敷が手に取るように見えます。 【写真1枚目】宿場町平福から利神城址を遠望 【写真2枚目】馬場跡のある尾根から二の丸跡、本丸跡、三の丸跡を望む 【写真3枚目】天守台 【写真4枚目】天守台の石垣 【写真5枚目】二の丸跡から三の丸跡を見る 【写真6枚目】本丸跡から大坂丸跡を見る 【写真7枚目】三の丸跡と眼下の平福  🌼政長さんの投稿文を読んだら平福に行きたくてたまらないです。江戸時代、因幡街道の宿場町として栄えた平福、B級グルメの「鹿コロッケ」が有名です。利神城は、江戸時代初期にあった天守の姿が霧の上に浮かんだ堂々たる姿から「雲突城」とも呼ばれてました。国史跡指定  注意!登山道が荒廃のため、現在入山禁止です。