養老の滝 親孝行物語

岐阜県養老町の養老公園にある「養老の滝」、『まんが日本昔ばなし』でも放送されました。昔、山奥に病気で寝たきりの父親と、幼い二人の息子が住んでいました。息子は薪を町に売りに行ったり、川で魚を取ったりして暮らしていました。ある日、息子が薪拾いに夢中になり谷底に落ちてしまいます。そこには大きな滝つぼがあり、甘い匂いがしてきます。一口飲んでみると、体中熱くなり元気が湧いてきました。持っていた瓢箪に滝の水を入れて持ち帰り、父親に飲ませると、不思議なことに父親はみるみる元気になり、病気がよくなりました。滝の水はお酒だったのです。この噂は、日本全国に広まり、孝行息子が病気の父親を養ったことから、「養老の滝」といわれるようになったそうです。養老の滝は日本の滝百選に選定されています。駐車場から一キロくらいの散策路を歩けば滝に到着。すぐ目の前で滝を見ることができます。