NHK朝のテレビ小説「スカーレット」のロケ地、信楽に行ってきました。朝ドラ『スカーレット』の時代は戦後すぐの昭和22年、その頃の狸(写真10枚目)は野生的でしたが、だんだんと愛くるしいスタイルに改良されていきました。配送のときに割れてしまうからと鼻はぐうっと低くなり愛くるしい顔になり、お乳も大きくなり、お腹は白く大きくなり・・・次々と改良されていきました。10枚目の写真の狸さん、後日、ドラマに登場します。放映前に、特別に見せていただきました😊 信楽狸が全国的に有名になったのは、昭和26年、昭和天皇が信楽訪問時に、狸の置物を集めておられた天皇が、沿道で旗を持って歓迎してくれる狸に感激し、「幼などき 集めしからに 懐かしも しがらき焼の 狸をみれば」と歌を詠まれ、マスコミに取り上げられて、信楽狸が一躍有名になり、注文が殺到したそうです。撮影が行われた窯は、信楽でただ一つ登り窯の残っている『宗陶苑』。宗陶の大のぼり窯は、江戸期に築窯、明治・大正・昭和初期に寄り合い窯として共同使用、日本最大級規模を誇る12室の登り窯で、食器や狸、睡蓮鉢など約1500点を七日七晩かけて赤松で焼き上げていきます。今は年二回の窯出しですが、以前は毎月されていたそうです。 晴れた空、大勢の狸にお出迎えしてもらい、ロケ地ではお店の方から、お茶とお菓子を出していただき、お話しを伺い、ドラマに登場する狸さんも見せていただき、駅に停車しているラッピングカーも見れたし、とてもいい信楽散策でした。お店の方の見立てで、緋色のお茶の湯さましをひとつ買いました。
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