水仙のギリシャ神話

放っていても毎年花を咲かせる水仙。甘い香りで春の訪れを感じされてくれます。花言葉の「うぬぼれ」「自己愛」。ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスに由来しています。美貌のナルキッソスはいろんな人から言い寄られますが、いつも冷たい態度をとります。森の精霊ニンフも彼に恋をしますが相手にしてもらえず、毎日、恋に苦しみ、やせ細り、ついに肉体を失い、声だけになってしまいます。その様子を見た復讐の女神ネメシスは怒り、彼女の呪いにより彼は水面に映る自分の姿に恋をしてしまいますが、水面の像は彼の思いに応えることはなく恋の苦しみで憔悴して死んでしまいます。彼の体は水辺でうつむきながら咲く水仙に変わったそうです。