黒坊主サスケ

JR安土町城郭資料館に展示している安土城築城のときの石運びのようすを再現した人形です。織田信長のすぐ後ろ、ラッパを吹いている黒人の名前は「弥助」。天正9年(1581)、イエズス会の宣教師が連れてきた黒人奴隷です。京都で信長と出会い家臣に。年齢は27才くらい、身長は1m82㎝、全身か黒く健康で力強い。片言の日本語が話せたので信長は話をして飽きなかったそうです。信長が初めて見る黒人。珍しもの好きの信長といえども黒人の存在はすぐには信じることができなかったみたいで、服を脱がせ体を洗わせたというエピソードもあります。信長が本能寺で死んだあと、すぐに息子の信忠が籠る二条城に駆け付け刀を振るい扮装、最終的には降伏したといいます。明智光秀から「黒人奴隷は動物で何も知らず、日本人でないので殺すのはやめて、インドの聖堂に置け」と

言われ開放、イエズス会の宣教師の治療を受けその後、消息は途絶えたそうです。