「永源寺」ラスト錦秋

法堂に並べられた竹灯籠

彦根藩二代・井伊直孝の長男、直滋の兜

永源寺名物こんにゃくの「ゆず味噌田楽」

約650年前に開山された臨済宗永源寺派大本山「永源寺」は滋賀県内で2位の人気紅葉名所。訪れた11月24日は紅葉も終わりかけでした。本堂に飾られた兜は彦根藩二代井伊直孝の嫡男、直滋のものです。直滋は藩主を継ぐ世子でしたが突然、百済寺に遁世し生涯を閉じました。直滋の密葬を勤めたのが永源寺住持の如雪文巖だったという関係で江戸時代を通じて毎年、永源寺で法要が営まれました。兜は三十三回忌に永源寺に寄進されたものです。金色の大天衝は井伊家当主の印です。