伊吹山山麓に広がる蕎麦畑 

蕎麦は、八世紀頃、大陸から朝鮮半島を経由して伝わり、最初に育てられたのが伊吹山山麓で、ここから信州や山梨などに伝わったという説があります。彦根藩井伊家文書の『伊吹山絵図』には伊吹山の西面に蕎麦畑が描かれています。江戸時代、伊吹蕎麦は、人々に称賛されて藩士などへの贈答品に使われたそうです。