ユネスコ無形文化遺産・国指定重要無形民俗文化財に指定されている秋田男鹿のナマハゲ。語源は、冬、囲炉裏で長く暖をとっていると、手足に火型ができます。これを方言で「ナモミ」と言い、怠け心を戒めるための「ナモミ剥ぎ」が転じてナマハゲになったそうです。大晦日の夜、それぞれの集落の青年たちがナマハゲに扮して、「泣く子はいねがー、親の言うことを聞がね子はいねがー」などと大声で叫びながら家々をまわります。男鹿の人たちにとっては、ナマハゲは、怠け心を戒め、無病息災、田畑の実り、山の幸、海の幸をもたらす年の節目にやってくる来訪神なんです。
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