3月と9月のお彼岸のころ、置き薬の交換にこられます。配置薬の販売業は300年も前、江戸時代から富山で始まった商法です。配置薬の由来は、1690年に富山藩主の前田正甫公が江戸城内でにわか腹痛で苦しむ福島県三春藩主の秋田河内守二に印籠から取り出した富山の『反魂丹(はんごんたん)』という妙薬を与えたところピタリと腹痛が治り、それを見た諸国の大名から、ぜひ自分の領内でも販売してほしいと依頼されたのがルーツだと富士薬品がネットで紹介されてます。富山の置き薬としての一つの特徴としてはおまけを渡すことだそうです。江戸時代後期から行われているおまけで人気があったのは、富山絵と呼ばれた売薬版画(浮世絵)や紙風船、「食べ合わせ」の表などです。
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