京都大徳寺のすぐ近く、今宮神社門前にある「一和」と「かさぎや」二軒のあぶり餅屋さん、名物のあぶり餅がインスタ映えするということで賑わっています。さてあぶり餅の歴史は? 平安時代、あぶり餅は初代一文字和助が香隆寺(現在の上品蓮台寺)の名物だった勝餅を今宮神社の神殿にお供えいたのが始まりだとか。NHK大河ドラマ「光る君へ」に登場する一条天皇が疫病の流行を鎮めようと今宮神社を建立したこ頃と同じくして一和が門前に移り住み、あぶり餅屋を開業したそうです。その歴史は約1000年。日本最古の和菓子屋さんです。当時、あぶり餅の串は今宮神社に奉納された斎串を再利用していたので疫病除け、無病息災を願う縁起物のお餅として大人気だったそうです。つきたての柔らかいお餅にきなこをまぶして小さくちぎり、竹串に刺し、女性が備長炭で香ばしく焼き上げ白味噌のたれにつけたお餅です。一皿10本、丸餅一個分。形が不揃いで手作り感があるお餅です。
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