井の国歴史懇話会現地研修 吉良家菩提寺と「華蔵寺(けぞうじ)」と今川氏発祥の地

華蔵寺山門

本堂

枯山水庭園

御影堂 吉良義央公の木造(県指定文化財)が義安像、義定像と並んで祀られています。

吉良家墓所

吉良上野介義央公墓所 赤穂浪士の襲撃で死去

西尾は抹茶生産日本一。まろやかでクリーミーな美味しいお茶と銘菓「赤馬」をいただきました。

華蔵寺前に建つ赤馬に乗った吉良上野介義央公像

今川氏発祥の地

愛知県西尾市吉良町は吉良が旗本だった領知にある華蔵寺は高家吉良家の菩提寺です。お寺の前には赤馬に乗った吉良上野介義央(よしひさ)公がお出迎え。江戸時代中期この地を統治した義央公は領地入りしたときに赤馬(農耕馬)に乗って領内を回り、領民たちと気さくに話し、愛されていたお殿様だったそうです。華蔵寺はその義央公の祖祖父義定公が1600年、旗本として再興した際に父・義安の菩提を弔うために創建したお寺です。吉良家墓所には代々の墓が建ち並び、赤穂浪士討ち入りの日の12月14日には法要が行われ、たくさんの人が参拝します。御影堂には吉良義央の木像(県指定文化財)、義安像、義定像が並んで祀られています。普段は非公開ですが特別に見せていただきました。今川発祥の地と書かれた石碑は名鉄西尾駅から徒歩約30分の西尾中学のすぐ横にあります。ここは中世、今川荘の中心地でした。吉良荘の西条城城主・吉良長氏が次男の国氏に扶持として与えたのが今川荘で、国氏が地名の今川荘の今川を名乗ったのが今川氏のはじまりだそうです。その後、今川氏は駿府に移り住み戦国大名に登り詰めました。